こんにちは。Myself 長谷川久美子です。
昨日は、札幌芸術の森美術館に行ってきました。
世界屈指の現代美術コレクターでもあり精神科医でもある
高橋龍太郎氏のコレクションの中から選ばれた114点。
その中でも、私が特に興味を持ったのは、草間彌生さん、荒木経惟さんの作品
それから、以前にTVで見て印象的だった Chim↑Pomの作品です。
Chim↑Pomのアートは、社会的メッセージのあるものが多く
今回の展示作品は、「放射能」「震災」をテーマにしたもの。
胸に突き刺さるような内容だったけど、それは正に「リアル」。
最後まで心に残りました。
「高橋コレクション マインドフルネス!」と名づけられた今回の展覧会。
「マインドフルネス」とは、「今ここにあることの気づき」という意味。
アートをただ漫然と無意識に見るのではなく
既成の判断やとらわれを一旦かっこに入れ
あるがままにアートを受け入れることを
「マインドフルネス!」と名づけたそうです。
「アートは既成概念にとらわれないもの」
数々の作品を見て、そんな言葉が浮かびました。
ただ、あるがままに受け入れることは難しいことです。
人に対しても、物に対しても、芸術に対しても
自分の価値基準で判断してしまいがち。
だけど、何が正解で何が失敗かなんてないし
自分のものさしで世界を見ることをやめれば
全てが「あるがまま」なんですよね。
…そんなことを考えながら
大自然に囲まれた芸術の森を歩きました。
青い空。空に伸びる木々。太陽の光。地面に映る影。
日常にあるアートも、ただ、あるがままに受け入れたい。
こんな時間が私にとっての贅沢なひとときです。